概要
イタリアProperzi社
イタリアのProperzi(プロペルチ)社は、1947年に世界で初めて非鉄金属の連続鋳造圧延方式を発明したパイオニアです。
創業以来75年以上にわたり、銅・アルミ・亜鉛・鉛などのロッド製造設備のトップメーカーとして世界をリードしています。
特に同社独自の「マイクロローリング®(3方ロール圧延)」技術は、従来の荒引伸線工程(冷間伸線)に代わる画期的な手法として、生産効率の向上と劇的なコストダウンを実現します。
主要テクノロジーと製品ラインナップ
- マイクロローリング® (Microrolling®) プロセス
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従来の「引く」伸線ではなく、3方向からの「圧延」によってワイヤーを細くする特許技術です。
概要: 8mmのロッドから最小2.0mm程度のワイヤーまでを連続で加工。
特長: 材料に軸方向の張力を与えず、局所的な加熱も抑えるため、加工硬化を最小限に留めます。
メリット: 従来の荒引伸線で必要だった「中間焼鈍」や「酸洗」が不要になり、工程を大幅に短縮できます。
- CCW(連続鋳造ワイヤー)システム
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概要: 溶融金属から直接、最終製品に近い小径ワイヤーを製造する一貫ラインです。
特長: 最も加工が難しいとされる高機能アルミ合金(溶接用、機械用)の製造に最適化されています。
メリット: インゴットからロッドを作る工程をスキップし、溶融状態から一気にワイヤー化するため、究極の生産効率を誇ります。
- IULIUS 4.0(デジタル工場支援パッケージ)
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概要: 設備の稼働状況、品質データ、エネルギー消費をリアルタイムで監視・記録する最新のITソリューション。
機能: モバイルデバイスへのアラート通知や、KPIダッシュボードの提供により、工場の「インダストリー4.0」化を支援します。
特徴
- Properzi社製設備の導入メリット
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劇的な省エネ: 従来の荒引伸線と比較して、エネルギー消費を50%以上(約120kWh/t)削減可能です。
自動線掛けによる高い安全性: 「セルフスレッディング(自動線掛け)」機能により、作業者が危険な箇所に触れることなく、安全かつ迅速にラインを立ち上げられます。
省スペース設計: 全長約5メートルという非常にコンパクトなレイアウト(マイクロローリング単体)で設置可能です。
環境負荷の低減: プロセス中に銅粉が発生せず、潤滑剤の残留も極めて少ないため、クリーンな製造環境を維持できます。