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人口ボーナスのインドで「自動化」が急加速する理由

〜Automation Expo 2026 Mumbai視察で見えた製造業の未来〜

はじめに2026年7月、インド・ムンバイで開催された「Automation Expo 2026」に行ってきました。視察の目的は急成長するインドの工場現場で「可動用ケーブルの需要が本当にあるのか」を確かめるためです。

会場は2,000社以上の出展企業と65,000人もの来場者で熱気に溢れていました。「若い人手が豊富なインドで、ロボットや自動設備に使用する特殊なケーブルがどこまで必要なのだろうか」と疑問に思っておりましたが、現地に着いてその認識は大きく変わりました。

現場での衝撃:どこに行っても「SIer(統合)アピール」ばかり

ケーブルの売り込みどころを探そうと多数のブースを回る中で、展示されているロボット本体は、どれも日本や欧米、中国・韓国などの海外製ばかりです。しかしそこで説明してくれる地元のインド企業がアピールしていたのは、100%「自分たちがどうやってこのロボットを繋いで、制御しているか(インテグレーション)」についてでした。

「インド国内でロボット本体を作る動き」を探るつもりで行った私にとって、この地場SIer(システムインテグレーター)たちの熱量は大きな発見でした。彼らはハードを作るのではなく、「海外の優秀な機械を、自国の高いIT技術でいかに使いこなすか」に注力していたのです。

数字で見る:現場の実感を裏付けるデータ

この現場で感じた勢いは、実際の数字にもはっきり表れています。

ロボットの年間設置台数: 約9,000〜10,000台(世界第6位)産業用ロボット市場: 2026年時点で約35.6億ドル(約5,300億円/年率10.8%成長)国内SIer(統合)市場: 約28億ドル規模(年率9.2%成長)人手があるとはいえ、自動車や半導体といった精密な現場では「品質のばらつき」や「生産スピードの遅れ」は避けなければなりません。だからこそ、国を挙げた製造業の強化も追い風となり、自動化への投資が勢いよく進んでいます。

結びにかえて海外製のロボットを現地の厳しい現場環境で動かし続けるとなれば、最も負担がかかるのは配線や接続パーツです。どれだけソフトが優れていても、ケーブルが断線してラインが止まってしまっては意味がありません。「高精度なハード」と「地場SIerの構築力」が組み合わさるインドだからこそ、足元を支える高耐久ケーブルの重要性がさらに増すと感じました。

当社では、今回の現地視察で見てきたリアルな現場感やケーブルのニーズをもとに、インド市場へのアプローチを支援させていただきます。現地の顧客開拓や最新の自動化トレンドについて「実際のところどうなのか」ご興味がある方は、ぜひ輸出事業部まで気兼ねなくお声がけください。

※本記事に含まれる各種データ・市場予測の出典・国際ロボット連盟(IFR)「World Robotics Report」・Automation Expo Mumbai 公式会期報告(IED Communications)・Mordor Intelligence / Grand View Research「India Industrial Automation & Robotics Market Analysis」・MarketsandMarkets「System Integrator Market for Industrial Automation Report」